永遠のテーマ(膝伸展編)

皆さんこんにちは

競輪選手の鈴木謙二です

今回は

自転車に乗るうえでの永遠のテーマ

サドルの高さについて

ぼくなりの意見を書こうと思います



サドルの高さについては色々な考え方がありますので

そんな考え方もあるのか~

くらいに思ってください



なんてったって



正解は無いんですから




ぼくが

10年間競輪選手をやって

あーでもない、こーでもないと

試行錯誤して

現時点でたどり着いた結果は、、、



膝伸展(ひざしんてん)が得意か

股関節伸展(こかんせつしんてん)が得意か

これによりサドルの高さがかわるということです



まずは膝伸展が得意なひとは、、、

サドルがやや高めになります

ちなみにぼくはこのタイプ


このタイプのひとは

膝関節を伸ばしきることによって力を発揮できます

力を発揮したいのが膝関節で

伸ばしきる時の一瞬の爆発力を使いたいので

それまでは膝の力を抜いて

フリーの状態を保っています

この膝をフリーにしているとき

足首の力も抜いてあげると

より膝の力が抜けて

一瞬の爆発力を産み出すことができます

さらに伸ばしきったさきは

爪先なので

足の裏の感覚は爪先あたりに体重が乗っています

膝の力を抜いて足首もフリーにするのを

自転車で表現すると
こうなります

膝、足首ともに脱力したいので

両者とも窮屈にならないポジションになります

となると自然と高めのポジションになるわけです



イメージとしては

膝の前に意識を置いて

膝のコンパクトな上下運動で

ペダルを回すイメージで

常に踏み込むインパクトを大事にしています

一瞬の爆発力がある反面 

サドルが高いので

細かい動きに対応しずらいデメリットがあります


このタイプのひとは立ち漕ぎが得意です

立ち漕ぎすると

サドルに座っていないので

さらに膝伸展をダイナミックに使うことができるからです


体の柔軟性がないひとは

この膝伸展タイプが多いですかね



他競技でいうと

バスケットなどの急なストップ&ゴー動作

陸上砲丸投げの助走からの砲丸を持ち上げ押し出す動作

このあたりが膝伸展のダイナミックな力を使った競技です



これからロードバイクに乗ってみたいひと

またはもうすでに乗っているひと


あなたは元々

なんのスポーツをやっていましたか?

それを考えると

あなたのサドルの高さが見えてきますよ😊




続いては股関節伸展のお話し→

Kenji Suzuki

プロ競輪選手鈴木謙二オフィシャルサイト

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